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~深呼吸のできる東京~編
シリーズ3 東京の緑を考える ~東京にも森がある~

 東京の面積の3分の1は森林です。シカやツキノワグマが生息する広大な奥多摩の森林からクジラの回遊する小笠原まで多様な森が広がっています。例えば、伊豆諸島の御蔵島は「海に浮かぶ森」とも呼ばれるくらい、水と緑の美しい島です。

 森は人々に様々な恵みを与えてくれます。しかし、東京の森についてはあまり知られてないのが実情です。もっと関心を向けてもいいと考えます。

 例えば、多摩の森林は区部に住む人々にとっても大きなつながりがあるからです。レクリエーションや観光の対象であるだけでなく、森林のCO2吸収源としての機能など、地球温暖化対策や生物多様性の確保の観点からも重要です。さらに下流域に住む都民に「おいしい水」の供給や、ひいては東京湾の浄化などにもつながるなど、森林のもつ公益性は高いといえます。

 しかし、多摩の森林では林業の衰退などにより森の荒廃が進んでいます。東京都も林業の活性化や「森林再生事業」などを実施していますが、都心部からの関心ももっと高めていくことが必要ではないでしょうか。そして、都民の共有の財産として、次世代に豊かな森を引き継いでいきたいものです。

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(写真)森林再生事業の現場