~深呼吸のできる東京~編
シリーズ7 温暖化対策 ~太陽の季節~
地球温暖化は、様々な気候変動や生物・生態系の変化、海面の上昇、農業や水産業への影響など、私たち人類の生存を脅かす深刻な問題になっています。また、東京では、地表の気温が周辺部の地域より高くなる、いわゆる「ヒートアイランド(熱の島)」という現象が進行しています。
東京都では、温暖化対策として、自然再生エネルギーの活用などにより、2020年までに2000年比で25%のCO2排出削減を目指しています。企業や家庭での積極的な取り組みがますます重要になってきます。平成20年、環境確保条例が改正され、国に先駆けて大規模事業所の総量削減義務と排出量取引制度導入が決まりました。
また、家庭では太陽エネルギー利用機器の導入促進のために、戸建住宅やマンションへの住宅用太陽エネルギー利用機器の設置支援策も導入されました。例えば、太陽光発電の普及には、東京都の補助金制度(標準的機器で都から30万円、国から21万円)や、渋谷区の売電補助(1KWあたり30円、上限42,000円)も決定されました。
でも、もっともっと別の効果も期待できるのではと考えています。それは、家庭への太陽エネルギー利用機器の導入をきっかけとして、家庭が電気を使う側だけでなく、電気を送る立場にもなり、家族の中で身近にできるエコ(環境)行動などを話し合ったり、節電による「環境家計簿」を考えたり、対話(・・)の中で副次的効果が生まれるかもしれません。学校や社会での環境教育促進と相まって、省エネ行動が自然に身に付き、ごく当たり前のことになり、次世代に「DNA」として引き継がれる、そんな家族間、世代間の暖かな「太陽の季節」の到来を期待したいですね。

(写真1)太陽光発電パネル

(写真2)屋上は太陽光発電パネルと屋上緑化と