談話室

平成24年2月10日(金) 150年余東京の火災第2部 関東大震災<地震編>

 東京は、この150年間余で、安政の大地震、関東大震災、そして東京大空襲と3度焼け野原になりました。
 大正12年(1923)9月1日(土)正午前、M7.9の関東大震災が発生しました。死者行方不明者は105,385人、うち火災による死者は全体の87%、91,781人にも及びました。
 未曾有の大火災の原因は、(1)土曜の昼食準備の時間帯であること、(2)江戸に人口集中しており過密状態でかつ木造家屋が密集していたこと、(3)強風(風速10m/秒)が吹いており風向きが刻々と変わり火災が広がったこと、(4)本震の後、余震が発生し初期消火を妨げたこと、が挙げられています。
 津波の犠牲者は200~300人で、震源が陸地に近い相模湾にあったため、早いところでは5分程度で津波が襲来し、すぐに高台に逃げたかどうかが、生死を分けたそうです(出典:「災害史に学ぶ」中央防災会議『災害教訓の継承に関する専門調査会』編)。
 関東大震災から89年、人口集中と木造密集地域は今も同じ状態です。同じ繰り返しにならないよう、燃え広がらない高度な防災都市東京へ対策を尽くしていきます。

吉田初三郎筆 関東震災全域鳥瞰図の一部