談話室

平成24年5月14日(月) 防災公園・都立代々木公園のすぐれた防災機能<防災編>

 皆さんに親しまれている都立代々木公園。ここが防災の拠点として位置付けられていることを皆さんはご存じでしょうか。
 現在ある陸上競技場は、災害時に「ヘリコプターの離発着予定地」となります。他にも、いざとなると"かまど"になり炊き出しのできる「かまどベンチ」、テントがかけられ救護スペースとなる「東屋(防災パーゴラ)」、飲料水や給水活動ができる「応急給水槽」、電動ポンプにより生活用水を確保できる「揚水ポンプ所」、手動で水を汲み上げる「井戸ポンプ所」、消防団が活用する地中に埋め込まれた水槽「防火水槽」、消火活動にかかせない「消火栓」、災害時の無線設備である「防災行政無線」場所、トイレが公園内の至るところに配備されています。
 ところで、代々木公園で先日家族とみられるタヌキ5頭が確認さました。絶滅危惧種に認定されているダイサギ、コサギ、ヤマガラ、オシドリ、オオタカ、カワセミ、モズ、ノスリ、ニホンヤモリといった希少種の生息も確認されました。このような日頃自然豊かな代々木公園は防災の拠点。面積も54haと広大で、帰宅困難者や近所の避難所となる防災公園です。


応急給水槽の地下都立代々木公園の"かまど"になるベンチ