談話室

平成24年7月15日(日) ハチが台風を予知する時<環境編>

 防災に関しては、動植物と災害に関する多くの言い伝えがあります。  調布市では、『子どものためのむかしばなし』(中島恵子採話)の中で、"ハチが高いところに巣をつくるとその年は風が吹かない。低い時は風が多い"、と動物の気象等の予想能力について伝えられています。大島町では、口伝情報として、「蜂の巣が低い場所にある年は、台風が多い」と、夏から秋にかけて巣を作る蜂が低い場所に営巣することは、激しい風雨から逃れるための現象と考えられます。  言い伝えは古くから人間が生きものと共存してきた証拠であり、生物の存在によって、災害を予知し、被害軽減につなげてきた可能性を示唆しています。  ところでミツバチは、地域の生態系において植物の受粉を媒介し、結実を促す次に生命をつなげる重大な役割をもっています。ミツバチの中でも特に、豊かな自然環境のもとでしか生息しない「日本ミツバチ」が、なんと防災都立代々木公園のかしの木に今春から営巣している事実が発見されました!
  首都東京の質の高い緑と生物多様性について、何か発見されたときは、ぜひ教えてください。


日本ミツバチが代々木公園に自然生息した