談話室

平成24年9月1日(土) 30年以内にM8以上の地震が東海地区で発生する確率は87%<防災編>

 東北地方を襲った大地震の後、一部に「しばらくは大地震が来ないのでは...」と誤解があるようです。しかし、地震調査研究調査本部の評価によると、平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は、三陸沖から茨城県沖にかけて、多くの震源領域が連動して発生した地震であるとされています。
 一方で東海地区で発生が懸念されている地震は、東南海地震や南海地震と連動して震源域の一部、または全部が活動したとされる過去の4つの地震を用いて発生確率が算定されています。その震源領域は南海トラフといわれています。従って、東北地方太平洋沖地震と東海地区で発生が予想されている地震とは、明確に異なる震源領域のものです。
 今後30年以内、87%の発生確率は変わりません。防災対策を一日たりとも疎かにしてはならないと思います。

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