談話室

平成25年 3月31日(日) うつ病 「むりせずに 休みをあげよう こころにも」 自分が、大切な人が、うつ病になったときに<厚生編>

 「心」は「体」の一部です。体を壊したら復活するまでにそれなりの時間がかかるのと同じく、心が傷ついてしまったら傷が治るまでに体と同じ時間がかかるものです。うつ病はからだにもこころにも症状が出てきます。
 からだの症状としては、(1)頭痛や肩こり、背中・胸の痛み、(2)手足のしびれ、(3)不眠、(4)便秘、時に下痢等が挙げられます。
 こころの症状としては、(1)なんでもおっくうになり、集中力が低下、(2)自信がなくなり、自分が悪いことをしたと、ひどく悩む、(3)気分が落ち込み、寂しがり、不安になる、(4)朝方が特につらい等が挙げられます。
 そしてもし、自分の大切な人がうつ病と診断されたら、(1)休養と治療<服薬など>を優先、(2)安易に励まさない、(3)無理に気晴らしを勧めない、(4)重要な決定は回復するまで保留する、(5)あたたかく見守る、これらが本人との接し方のコツだそうです。一方、精神薬の過剰による弊害も見受けられていますので、慎重にしたいものです。
 こころの疲れは目に見えないけれど、こころも、あなたの大切な体の一部だから、無理せずに休ませてあげましょう。

[相談機関]
 ●東京都立中部総合精神保健福祉センター
  電話03-3302-7711
  月曜日~金曜日 9時~17時(祝日と年末年始を除く)
 ●東京都夜間こころの電話相談
  電話03-5155-5028
  17時~22時(受付は21:30まで)
 ●主な民間の相談機関
  ・東京いのちの電話   24時間      電話03-3264-4343
  ・東京多摩いのちの電話 10時~21時    電話042‐327-4343
  ・東京自殺防止センター 20時~翌朝6時  電話03‐5286-9090