談話室

平成25年11月3日(日) 今どきの図書館事情 

 全国には約3200箇所の公立図書館があり、身近な施設として親しまれています。近年では地域情報の拠点として、情報化、デジタル化にも積極的に取り組んでいます。

 東京でも「未来を拓く力となる 知の集積・発信」を旗印に、都民・都政の課題解決に役立つ図書館を目指しています。例えば、国内最大級の蔵書を誇る都立中央図書館は、「ビジネス情報」「法律情報」「健康・医療情報」「都市・東京情報」を重点的情報サービスとし、調査研究に役立つ図書・雑誌・オンラインデータベースの充実を図っています。また、江戸・東京の文化や歴史を学べる「江戸・東京デジタルミュージアム」も開設しています。東京を知り、国際都市東京を世界に発信する拠点としての利用が期待されます。

 国レベルでは国立国会図書館の「東日本大震災アーカイブ」(愛称:ひなぎく)があります。大震災のあらゆる記録・教訓を次代に伝え、被災地の復旧・復興、防災・減災対策に役立たせるため、音声・動画、写真等の情報を検索できます。震災の経験を風化させないためにもっと活用したいものです。「ひなぎく」の花言葉は「未来」「希望」「あなたと同じ気持ち」です。
「東日本大震災アーカイブ」アドレス:http://kn.ndl.go.jp

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仙台市民図書館の被災の様子(出典:アーカイブから)