談話室

平成26年8月27日(水) デング熱国内感染 オリンピックに向けて世界一の衛生的な都市に<厚生編>

 今年の都議会本会議で、身近な生活衛生問題について質問しました。あまり取り上げられたことのないテーマでしたが、今後重要になると考えたからです。例として、日本では絶滅していたと思われていたトコジラミ(南京虫)に関する相談件数の増加を指摘しました。東京の国際化がさらに進む中で、新たな感染症が発生する可能性もあります。

 そして今日、国内で海外渡航歴のないデング熱患者が発生しました。感染原因は蚊です。海外でデング熱に感染した人間の血を吸ったヒトスジシマカ(写真)が、他の人(渡航歴のない全く感染していない人)を刺した時、蚊からデングウイルスが入りこみ感染していくのです。

 都民の皆さんや外国から訪れる方が安全かつ衛生的で快適に過ごせる首都東京の実現に向け、感染症を注視していく必要があります。脅威のエボラ出血熱も日本に上陸しない保証はありません。日本政府観光局によると2013年に日本に来訪した外国人旅行者や1000万人を突破したという。オリンピック・パラリンピック開催を控え、世界に誇れる健康で衛生的な都市・東京をめざした予防対策を講じていきます。