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「都立上野動物園・多摩動物園」編(平成25年版)

 一昨年(H23)、昨年(H24)に引き続き、今年も動物たちの成長を見に、都立上野動物園に行ってきました。また、今回はもう1つ、都立多摩動物園にも足をのばしてみました。  今回のガイドは、春の研修生3人(伊達範行さん、生井武さん、須藤千智さん)です。

 


多摩動物公園

平成25年2月8日(金)、多摩動物公園(東京都日野市)を訪れました。多摩動物公園は、新宿から約40分の位置にあり、上野動物園の約4倍という広大な敷地を誇っています。管理は上野動物園と同様、公益財団法人東京動物園協会が行っています。

多摩動物公園入口

ライオン

 多摩動物公園の見どころの1つが"ライオン"です。広大なライオンの生息エリアを"ライオンバス"に乗ってめぐることができます。バスの外にはえさの馬肉がぶら下げられており、ライオンがえさにかみつく姿は迫力満点。

えさに近づいてきたメスライオン

ニホンコウノトリ

 54羽のコウノトリがおり、日本で飼育されている数の約3分の1を占めています。というのも、多摩動物公園が国内のコウノトリの繁殖基地であるからです。

ニホンコウノトリ

     

コアラ

 コアラの大好物といえばなんといってもユーカリの葉っぱです。多摩動物公園のコアラも専ら、ユーカリに食いついていました。近年ではコアラの飼育数が軒並み低下しており、都内の動物園では多摩動物公園でしか見られないので、機会があればぜひ見に行っていただきたいと思います。

えさを食べるコアラ

     

カンガルー

 公園内のカンガルーは冷たい風を感じながら気持ちよさそうに昼寝をしていました。多くのお客さんがその姿をカメラで撮っていました。カンガルーのお昼寝の様子は、ずっと見ていて飽きないほど、癒されるものでした。

気持ちよさそうに横たわっているカンガルー

オランウータン

 当日は最高気温6度という寒さでしたが、オランウータンの赤ちゃんのリキ君(平成24年11月14日生)は、元気よく綱を渡っており、私たちを楽しませてくれました。多摩動物公園の目玉の1つに、オランウータンのスカイウォークがあります。あいにく、冬季休業中で見学ができませんでしたが、オランウータンの元気な姿をまた見たいです。

元気よく綱を渡るオランウータン

最後に

 「動物園なんて何年ぶりだ?本当に久しぶりだな。」  私たちは、このような気持ちで溢れていました。実際、全員が小学生以来に動物園を訪れました。街の中には多種多様の娯楽があるので、最近の若い方の間では動物園自体に興味が無くなってしまっている方が多いのではないでしょうか。しかし、いざ動物園を訪れると童心に返って、とても楽しむことができました。また、改めて生命の大切さを考えるきっかけにもなりました。  都心からも約40分、入場料は僅か600円です。家族や友人や恋人と、もちろんお1人でも、ぜひ動物園を訪れてみませんか。


上野動物園

 平成25年2月13日(水)、私たちは上野動物園を訪れました。昨日は雪が降っていましたが、今日は快晴です。前回、上野動物園に来たのはかれこれ10数年ほど前です。パンダのランランとカンカンを見て興奮していた当時のことを、今でもよく覚えています。では、上野動物園の魅力をたっぷり紹介しましょう。

ジャイアントパンダ

 上野動物園の正面入り口を入ってすぐ右手に行くと、"パンダ"を見ることができます。今は、リーリー(オス)とシンシン(メス)の2頭のパンダがいます。100キロ以上もあるという大きな体をどんと座らせて、器用にえさの竹を食べていました。人間にはびくともせず、終始夢中になって食事をしていました。

食事に夢中のオスのリーリー

シロフクロウ

 映画『ハリーポッター』シリーズで有名になったのが、この"シロフクロウ"です。シロフクロウが主に生息する北極圏の夏は夜がないため、通常の夜行性のフクロウと違い、このシロフクロウは昼間活動する昼行性です。

シロフクロウ

ジャンボウサギ

 ジャンボウサギはその名の通り大きく、体重は現在8キロほどあるそうです。ジャンボウサギは主に乾草(青草)、りんご、にんじん、キャベツ、ジャガイモ、さつまいも、オレンジなどを食べています。ペットとしても人気のウサギですが、えさ代がかなりかかるので、家で飼うことは難しいかもしれません。

日陰で休むジャンボウサギ

ガラパゴスゾウガメ

 甲長が約130センチとリクガメ科のなかで最大のカメです。ちょうど隣にいた飼育員さんと比べてもその大きさは一目瞭然です。飼育員さんとまるで見つめ合っているような姿がとてもかわいらしいですね。

飼育員と見つめ合う?ガラパゴスゾウガメ

ヤギ

 上野動物園の"子ども動物園"で、たくさんのヤギたちとふれあうことができます。ヤギたちはとても人懐っこく、終始落ち着いていました。しかし、えさやりの時間になると、ヤギたちは元気よく、えさであるオーチャードグラスに飛びついていました。

こんなに近づいても落ち着いているヤギ

観客が与えた餌を食い尽くすヤギ

最後に

 遠足中の幼稚園生や小学生、修学旅行生などたくさんの人が。前回訪れた多摩動物公園にはないパンダや爬虫類館といった動物や施設があり、上野動物園もとても楽しむことができました。上野動物園は上野駅から徒歩数分という好立地にあります。しかし、住まいが東京でもまだ上野動物園を訪れたことがない方も多いのではないでしょうか。ぜひ、多くの方々に実際に足を運んで楽しんでいただけたら嬉しいです。